とろけるような、キスをして。
「ダメだ、シフォンケーキ入る気がしない」
「まぁ、持って帰ればいいよ。意外と日持ちするっぽいから」
「良かった。今度一緒に食べようね」
「うん」
話しながら飲んでいると、次第に修斗さんの目がとろんとしてきた。
「あれ、酔った?」
「……ん。酔ったかも」
食器が下げられた後、すぐに仲居さんが来て布団が二組敷かれた。
ぴったりとくっついて並んだそれが妙に恥ずかしくて、酔いたくても酔えない私。
修斗さんは酔ってしまったようで、顔が真っ赤だ。
「そろそろやめといた方がいいよ」
「うん。そうする。……みゃーこと一緒に風呂入りたいし」
「酔った状態で入ったら危ないよ?ちょっと酔い覚ましてからにしよ」
「ん」
酔い覚ましも兼ねて、二人並んで旅館の外に出た。