とろけるような、キスをして。



「すごいね。こんなお祭りやってたんだ」


「うん。俺も最近知ったんだ」



 他にも巨大なかまくらのようなものがあり、中に入ると氷でできたカウンターでホットワインやココアが飲めた。



「……あったまる」


「うん。美味しいな」



 もう一度外に出ると、先ほどの一番大きな氷像の入り口の隣に、階段があった。その上には子ども向けに氷でできたすべり台があり、その隣には展望スペースが。


 人の波に乗って階段を登り、展望スペースからこのお祭りの氷像たちを一望する。今までの人生で決して見たことのないその美しさに、息を呑んだ。



「すっごい綺麗……」


「気に入った?」


「うん!私こういうの大好き。……連れてきてくれてありがとう」



 二人で写真を撮り、もう一度ぐるっと一周してから旅館に戻った。


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