ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「なるほどね」

 ルールーは冷静に味を分析しながら食べていた。

「しっかりと下ごしらえをしたことで、雑味や臭みが抜けて洗練された海の幸の美味しさが引き出されたんだわ」

「うにゃうにゃうにゃうにゃ」

「さらにカレーコの香ばしさと強い香りを、肉よりも淡白な海の幸と上手に合わせているのが、鰹出汁ね。ふたつの間を取り持ち、自分は引き立て役に徹しているけれど……このふくよかな味わいは隠せないわ」

「ふにゅふにゅふにゅふにゅ」

「そして、野菜の優しい甘みが加わって、スパイシーなのにまろやかさのあるカレーライスに仕上がっているのね」

「んみゃんみゃんみゃんみゃ」

「決して難しい作り方ではないけど、素材の美味しさが引き出され、それが調和したこのカレーライスは、きっとたくさんの人の心を惹きつける素晴らしいメニューになるわね、ありがとうエリナ」

「んみゅ? んみゅ!」

 ごはんに夢中になって、子猫がまったく役に立っていないが、ルールーは否定されないということは正解なのだろうと思って、安心してカレーライスを味わった。

 こうして、フィフィール国のシーフードカレーライスの試食会は無事に終わった。
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