ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
 そして、ウィリオ王子はキノコも持ってきていた。こちらは涼しい場所ならば日持ちするということで、保冷の魔石が数個つけられた箱に入って運ばれた。

 エリナが確認してみたら、中には白いトリュフとポルチーニ茸がたくさん入っていた。
 地球だったら、総額でとんでもない値段になりそうなキノコなのだが、マーレン国では気軽に食べられる食材なのだ。とはいえ、試食のために王宮の厨房を借りてペペロンチーノの具にしてみたら、地球のもの以上に美味しいことがわかった。
 まさに森の恵みである。

「素晴らしいキノコです。白いトリュフは香りが強いので、生のまま削って仕上げに使います。ポルチーニ茸は旨みが強いので、スライスしたものをさっと煮込んで使います。そして、マーレン国のカレーの特徴なんですけど」

 エリナが合図をすると、料理長のリックルが大きな鍋を持ってきた。蓋を開けると、そこには茶色くて少しとろみのあるスープが入っている。

「エリナ、これはなんだ?」

「イノブタの骨と香味野菜で作った濃厚なスープです」

 エリナは「とても美味しいんですよ」と笑顔で説明した。
< 122 / 235 >

この作品をシェア

pagetop