ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「それでは、これで解散となります。あとはお祭りを楽しみましょう」

 王都花祭りは3日間行われて、カレーライスお国自慢は初日のメインイベントだったのだ。残りの2日間は、エリナもホットドッグの屋台を手伝ったり、休憩時間にはウィリオ王子とルールー(そして、従者たち)と一緒に屋台や出し物を見て回る予定だ。

 だが、企画の本番を無事に終えた子猫は、体力の限界だったようだ。解散宣言をすると、小さなあくびをした。

「エリナ、よくがんばったな」

 背中に翼をつけた子猫を、白い隊服の狼隊長が抱き上げた。

「ルディさん、警備をありがとうございました」

「無事に終わってよかったな。さて、俺はエリナをミメットの家に送り届けて、今度は夜間の警備につかなくてはならないんだ」

 彼は準夜勤となるので、深夜の帰宅までエリナはひとりになってしまう。そこで、早めに屋台から上がってくる予定のミメットの家にお泊まりさせてもらうのだ。

「大変ですね」

「エリナと違って体力はありあまっているからな。それにしても、本当によくやったな。責任者として満点だと思うぞ」

「あはは、ルディさんったら、点が甘いんだから……」

 子猫がもうひとつ、はふっとあくびをしたので、ルディは「寄りかかって眠っていてもいいんだぞ」と言いながら優しく笑った。
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