ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「それではミメット、エリナのことは頼んだぞ」

「任せときな!」

「寝る前になんとか、ミルクだけは飲ませて欲しい」

「ああ」

「できればクッキーか焼き菓子も」

「用意してあるよ」

「……俺が寝かしつけて行こうか?」

「いい加減におしよ、過保護隊長! 子猫のことはこのミメットに任せてとっとと仕事に戻っとくれ!」

「あ……」

 ルディの腕からエリナがもぎ取られ、そのまま彼は青弓亭の外に追い出された。

「この子を早く寝かしてやりたいんだよ。じゃあまた明日ねー」

 笑顔のキジトラ猫娘に扉をぴしゃりと閉められて、ルディは「尻尾で包んでやらなくて大丈夫だろうか……」と過保護な呟きと共に任務に戻って行った。

「姉さん……うちのルディさんがすみません……」

 半分寝ぼけたエリナが、ミメットに謝った。

「いいってことよ。あの狼はエリナが可愛くて仕方がないんだから……狼って保護本能が強いのかな? 王家のみんなも、ものすごく過保護だよね」

 そう言いながらエリナの背中をトントン叩くと、ミメットは子猫を椅子に座らせて、おやつを勧めた。

「疲れていると思うけれど、エリナみたいな小さな子猫は少しお腹に入れてから寝た方がいいよ」

「はい」

 こりこりとクッキーをかじり温めてもらったミルクを飲んだエリナは、歯を磨くと寝巻きに着替えた。
 ベッドの中で「背中をトントンして寝かしつけてやろうか?」「ひとりで寝れるにゃん!」「ほーら、キジトラ猫の頭だよー」「うにゃーん、最高にモフモフにゃん……モフモフ……最高……」というお決まりのやり取りをして、猫化したミメットの頭をモフりながら眠りの中に入って行った。
< 151 / 235 >

この作品をシェア

pagetop