ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「エリナ、しっかりして! 寝ちゃダメだってば」

「んふふ……モフモフ……」

「そうかそうか、それならいいものをお見舞いしちゃうぞ!」

 クー・シーは「モフモフパワー注入!」と叫ぶと、モフモフした前脚でエリナの全身をくすぐりはじめた。

「んにゃあああーっ」

「ほらほらモッフモフしちゃうもんね! どうだ!」

「待って、待って、うにゃああああ」

「よーし、首が弱点だね」

 容赦なくくすぐられたエリナは「うにゃーん、くすぐったい、モフモフ、モフモフするー!」と笑い転げてすっかり目を覚ました。

「ふう、ありがとう。頭がすっきりしたよ。クー・シーちゃんのモフモフパワーはすごいね……わあ、なんだかすごく元気になってるみたい」

 意識がはっきりすると疲れが全部消えていることに気づいたので、エリナは驚いた。

「それは僕のパワーじゃなくて、単にエリナの回復力がすごいんだと思うよ。ほら、この子猫の身体はまだ若いし」

「……そっか」

 元々獣人は人間よりも体力があるし、幼い子どもは少し眠るとすぐに疲れをふき飛ばすものなのだ。
 というわけで、ベッドで数時間眠ったエリナは、お祭りを楽しむのに充分な活力を取り戻していた。
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