ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「待たせてごめんね。今すぐ準備するから」

 エリナは襟元からペンダントを引き出すと、妖精の力が封じ込められた『妖精の環』をしっかりと握った。
 彼女が「我が名はフェアリナ!」と唱えると、小さな子猫の身体はみるみる成長して、白猫の美少女へと姿を変えた。

 当然、着ていた寝巻きは超ミニサイズとなってしまったので、ミメットに譲ってもらった服に着替える。

「ミメット姉さんが着ない服は、女の子っぽくて可愛いんだけど、動き回るのにはあまり適さないんだよね」

 ひらひらやフリフリやリボンが活動の邪魔! という理由と、あまりドレスアップするのは照れ臭いという理由でミメットがお蔵入りさせていた服なので、デートには向いているけれど屋根から屋根へと飛び回るのには不似合いなのだ。
 だが、ただでもらえた大きいサイズの服はとてもありがたいものなので、文句を言ったらバチが当たるのである。

 というわけで、フェミニンなワンピースの下にしっかりとショートパンツ(子猫が着るとぽふっと大きなかぼちゃパンツになるのだが、フェアリナにはちょうど良いのだ)を「うんしょ」とかけ声をかけながら履くと「お待たせ、クー・シーちゃん。これで準備オーケーだよ」と親指を立てた。
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