ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
 ということで、大事な大事な子猫の疲れを取るために、ふっかふかのクッションが設置された国で一番快適な2頭立ての馬車が用意された。
 
 アルデルンお勧めの温泉に入り、ついでに自然も楽しんでこようという旅行が始まった。

「わあ、素晴らしい景色ですね! 真っ青な空に雲がぽっかぽか浮かんで、草原の緑が揺れてます」

 にゃんにゃんにゃーん、にゃんにゃんにゃーんと鼻歌まで飛び出してご機嫌な子猫は、クッションではなくルディ隊長のお膝に乗せられていた。

 昨夜は青弓亭の通常営業があったので、閉店後に迎えの馬車に乗って王宮にお泊まりをして、翌日そのまま今度は旅行用の馬車に乗って出発したのだ。

 ちなみに、王宮のルディの部屋には、おやつやら可愛い小物やら、幼い女の子が喜びそうなものが置かれているし、衣裳室にはたくさんの可愛いドレスが下がっている。
 残念なことに、ルディの服は端に寄せられて、肩身が狭そうにぶら下げられていた。それを見たルディは「……まあ、こうなるとは思っていた、うん」とため息をついていた。


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