ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
 さて、最初はちょこんとクッションの上に座っていたエリナであったが。
 窓の外にエリナの興味を引きそうなものを見つけると、大きな両手で腰を支えたルディがさっと持ち上げて、外を見やすくする。

「エリナ、向こうには森があるぞ。見えるか?」

「あっ、鳥が飛んでる!」

 ぽんと持ち上げられて、子猫はカラフルな鳥が滑空する様子に見惚れた。
 そして、見終わると、膝の上に戻される。
 クッションではなく、膝の上に。
 まだまだ子離れしたくないお父さん狼のせいで、いつの間にか膝の上が指定席にされているというわけである。

「エリナ、楽しいか?」

「はい!」

「そろそろおやつを食べたいか?」

「はい! ……どうしてわかったんですか?」

「小さな子猫はすぐにおなかがすくからな。しっかり食べて大きくなるんだぞ」

「ありがとうございます」

 ルディは御者台に向かって「景色の良い休憩場所に止まってくれ」と指示を出した。
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