ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
 休憩を挟んで馬車を走らせていると、ルディが外の景色を見せながらエリナに説明した。

「さっきの湖もすでに、アルデルンの実家であるコースト伯爵家の領地なんだ」

「そうなんですか。とても素敵な場所でした。かなり広い領地ですね……ということは、この畑もコースト家の領地というわけですか」

 エリナは広い小麦畑を見ながら尋ねた。

「そうだ。確か、小麦やさつまいも、じゃがいもなどや、大根、オレンジといった作物がよく取れるのだとか。あと、養鶏も盛んだそうだ。砂糖作りもやっていたかな」

「砂糖、ですか」

「ああ、砂糖大根とかいう甘みのある大根から砂糖を作るらしいぞ。エリナは知っているか?」

「もしかすると、てん菜糖のことかな……はい、わかります」

 日本では、砂糖の材料のほとんどが、よく知られているサトウキビと、砂糖大根と呼ばれるてん菜である。てん菜の見た目はカブに似ているが、この根の部分に糖分が多く含まれているのだ。ちなみにアクが強いため、かじっても美味しくない。
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