ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「おはよう! 今日の朝ごはんはなっにかなーっ!」

 朝から元気いっぱいで、尻尾をふりふり入ってきたのは、犬のマイクだ。人懐こく、少々お調子者なところがあるが、白黒のぶち模様はなかなかおしゃれだし、その親しみやすさは仕事にプラスとなっていた。彼は王都の人々とのコミュニケーション力が抜群なので、他の隊員たちから一目置かれている。

「やあ、今朝も可愛いね、我らが猫のお嬢さんたちは」

 次に入ってきた若者は、さりげなく褒め言葉を言いながらウインクを決めた。そのままアイドルをやれそうなほどの整ったルックスを持つ、いかにもモテそうな風貌の狐は、サファンという名である。
 他の隊員から『軽すぎる』『ナンパだ』と言われる彼であるが、その出自は貴族で、いわゆるボンボンなのだ。
「女性を褒めたたえるのが男性の仕事だと教育されてきたんだから、仕方がないよね」と首をすくめる狐だが、チャラい見かけと違って仕事をきっちりこなす実力者であるので、誰も彼に文句を言う事ができない。
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