ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「へえ、棒なのかと思っちゃった! これはずいぶんと細長いパンだね。初めて見たよ」

 マイクが珍しそうに言いながら、そっとパンの匂いを嗅ぎ「うん、美味しそうなパンの匂いがする」と頷いた。

 スカイヴェンにはコッペパンがなかったし、堅いタイプと柔らかいタイプがあるものの、パンといえば丸いものと決まっていたのだ。これは、エリナのためにパン屋が新しく作ったパンなのである。

「間にソーセージを挟んであるんだね。どれどれ」

 好奇心旺盛な犬のマイクが一番にかじりついた。

「ん!」

 そのまま、目を見開き、モグモグと口を動かす。

「どうした?」

 マイクがなにも言わず、ひたすら食べているので、他のメンバーも次々とホットドッグを頬張った。

「ん!」「ん!」「ん!」「ん!」「ん!」と、同じ声が続いた。

 意外なことに反応があまりなかったので「美味しいと思うんだけど……お口に合わなかったかな?」とエリナが心配そうな顔をしていると、ミメットがにやにやしながら「あはは、心配は無用だよ。これを食べたら、そりゃあ、なにも言えなくなるよね」とエリナに目配せをした。

 あっという間にホットドッグを平らげると、マイクが吠えるように言った。

「んんんんんーっ、んまあい! 美味い! 美味しい! なにこれーっ! わおーん!」

 というか、最後は吠えていた。
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