ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
入り口に駆け寄ったミメットが素早く扉を開けると、ちょうどそこに立っていた12、3歳くらいの少年が「うおっ!」とのけぞった。
「お、おい! 急に開けるな! 驚くではないか!」
「ああ、ごめん」
顔を真っ赤にした少年がバクバクする心臓を押さえながら、上目遣いでミメットを見たので、彼女はつい謝ってしまった。
「ちょっとあんた、大丈夫かい? 具合が悪いの?」
「あのこれ、よかったらこの水を飲んでください」
「なんの、これしき……いや、すまんな猫のご令嬢。わたしは具合が悪いわけでは……ありがたくいただく」
エリナが気を利かせて冷たい水を入れたコップを彼に渡すと、少年はごくごくといい音を立てて飲み干した。
「美味い水であった。いやはや、このようなことで驚いてしまうとは、わたしの修行不足の表れであった。そなたに落ち度はないぞ、動揺のあまりとはいえご婦人に向かって声を荒げるとは誠に失礼を申し上げた」
「はあ、ご婦人……」
奇妙な言葉遣いの少年が反省する様子を、ぽかんとした顔でミメットが見ていると、彼の後ろから「そうですよ、殿下。扉は開くためにあるものです。そのくらいでビビってどうするんですか、情けない」と容赦のない声がかかった。
「お、おい! 急に開けるな! 驚くではないか!」
「ああ、ごめん」
顔を真っ赤にした少年がバクバクする心臓を押さえながら、上目遣いでミメットを見たので、彼女はつい謝ってしまった。
「ちょっとあんた、大丈夫かい? 具合が悪いの?」
「あのこれ、よかったらこの水を飲んでください」
「なんの、これしき……いや、すまんな猫のご令嬢。わたしは具合が悪いわけでは……ありがたくいただく」
エリナが気を利かせて冷たい水を入れたコップを彼に渡すと、少年はごくごくといい音を立てて飲み干した。
「美味い水であった。いやはや、このようなことで驚いてしまうとは、わたしの修行不足の表れであった。そなたに落ち度はないぞ、動揺のあまりとはいえご婦人に向かって声を荒げるとは誠に失礼を申し上げた」
「はあ、ご婦人……」
奇妙な言葉遣いの少年が反省する様子を、ぽかんとした顔でミメットが見ていると、彼の後ろから「そうですよ、殿下。扉は開くためにあるものです。そのくらいでビビってどうするんですか、情けない」と容赦のない声がかかった。