ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「馬車全体を冷蔵コンテナにしてしまえば、冷蔵庫をいくつも積み込むよりも大きなスペースが使えるし、効率よく冷やすことができるから少ない魔石で済むんじゃないかなって思います」

「……この子猫ちゃんったら、さらっととんでもないことを言っているわよ!」

 ルールーが叫んだ。

「その道具を作れば、マーレン国経由で一度にたくさんの海の幸を運ぶことができるかもしれないじゃないの! 流通に革命が起きるわ!」

 ウィリオ王子も、瞳をキラキラさせながら言った。

「うむ、その通りだ。馬車の大きさに近い冷蔵庫を作るわけになるが、羊毛を使って薄い鉄板を二重にするならば、普通の冷蔵庫よりもずっと軽くなるだろうし……すごくカッコいい馬車になるな!」

 世界が変わっても、男の子はこのようなスーパーな乗り物が大好きなようである。

 しかし、口を出さない約束のセラとイーシーはエリナの話す内容に顔を強張らせた。

「それじゃあ、武器屋のストーンさんと道具作り職人のガミークさんに相談して、冷蔵コンテナが作れるかどうかを……」

「お待ちください、エリナさま」

 ルールーの従者である、今日もきちんとスーツを着たイーシーが発言した。
 セラは「え、喋った? 俺、この人の声を初めて聞いたんだけど!」と、見当違いな方向で驚いた。
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