ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「冷凍コンテナにするなら、全部キンキンに冷やさなくちゃいけないけれど……冷蔵だし。お肉は凍らせてしまうと細胞が破壊されて味が落ちるから……チルドくらいの温度で……」

「冷凍コンテナ、ですと?」

 技術者は瞳をきらりと光らせた。
 まぶたを必死で引き上げながら、エリナは言った。

「壁も天井も床も、四方にしっかりと断熱材を詰めて、羊のね、モフモフした毛を詰めるとね、断熱材になるから、冷たさを保つことができるんです。だから、断熱の効果が高ければ冷凍もできるかなって……海老とかは冷凍したいし……あの、モフモフで……役に立つモフモフ……素晴らしいモフモフが……」

 エリナの手がモフモフ、モフモフ、とエアモフリを始めた。まだ幼い子猫の身体は疲れるとモフモフを求めてしまうのだ。

「エリナさま? おやおや、これはどうやら、おねむのようですね」

 メモを取っていた技師が、子猫の可愛らしい姿に笑み崩れながら付き添いのミメットを見た。

「そうだね。おいでエリナ」

 ミメットはこっくりこっくりと船を漕いでいるエリナを抱き上げると、頭をキジトラ猫に変えた。

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