ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「ふわあ、ふわふわな猫ちゃん! モフモフ、気持ちのいいモフモフ……モフ……」

 両手を伸ばしたエリナは、ミメット猫を幸せそうにモフりながら夢の国へと旅立ってしまった。

「どうやら今日はこれまでのようだね。設計の方は大丈夫かい?」

「はい、先ほどお伝えくださった内容で、冷蔵コンテナ作りに取り掛かることができそうです。そして、可能ならば同時に作成を始めたい冷凍コンテナについてもフランセス王太子殿下にお知らせして、実用化に向けるように進言させていただくつもりです」

 このプロジェクトは王太子が担当しているのだ。どうやら忙しいフランセスも、冷凍冷蔵コンテナ作りで仲間に入れてもらえたようである。

「そうか。冷凍コンテナ、ね。それもやっぱりすごいものなのだろうね」

「新鮮な食材を凍らせて輸送する……夢のような技術です。実用化するにはとんでもない量の魔石が必要だと思われていたことなのですよ。しかし、エリナさまの考えられた『断熱材』の効果が期待できれば、もしかすると……」

 彼は真剣な表情で「この方は、この世界に奇跡をもたらす子猫なのかもしれませんね」とミメットに告げた。
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