このまま惚けて、それから
*
「あーーーっ青くん!青くんいたあ!」
花ちゃんを探すべく とりあえず来た道を戻っていた私たちに届いたのは、騒がしい声だった。
「青くん!あたしめちゃくちゃピンチだったんですよお!ああ!超怖かったんですけど!もう!青くん生きてますね無事ですか、いつ見ても美しい好きです生きるエネルギーがモリモリ、青くんの匂いをたどってここまで来ました、なんちゃって!さすがに嘘です!気力で見つけたのは本当です!」
「……未羽、これが本物のストーカーだよ覚えときな」
「えー……と、」
「未羽さん青くんとのデートは楽しめましたか?星名はちゃんと伊藤先輩のこと送り届けたんでしょうか?それより聞いてください、あたし一世一代の大ピンチだったんです実は伊藤先輩のストーカーの男に捕まりまして。あ、まあ 同じストーカーとして知恵と連絡先を交換した後わかれたのですけども」
───草薙 花のストーカー魂、たるものは。