託宣が下りました。
たしかに――。
こんな恋をするはめになって、がっかりしているわけではないのです。
むしろ自分には似合っているようにさえ思います。まして相手があの騎士ですから。
きれいな恋の花など咲くわけもない。
この恋は例えるなら草地の小さな草。踏み荒らされて、それでも立ち上がる彼らのような。
(草……のような)
何気なく足下の草に視線が落ちました。
冬のこの時期でもしぶとく残る草の強さ。それを眺めて、口元がほころびました。そんな力強い緑のような恋ができるなら――悪くない、なんて。
やっぱりわたくしも、恋に酔っているのでしょうか? 星の巫女という長年の夢との狭間、どちらも大切なのだと矛盾した心がわたくしをさいなむのです。