託宣が下りました。
「ベッドでも構わんだろう?」
「星の神に届けばと――」
声が、尻すぼみに小さくなりました。
やがてわたくしは、最後まで言い切る代わりにため息をつきました。なんだか自分の行動の意味を見失ったようで、たれこめた暗い気持ちに圧しつぶされそうになります。
「そら。やっぱりそんな顔をする」
ぶにん。騎士の指がわたくしの頬をつまんで伸ばします。
「ふに……いふぁいでふ、ひひよ」
「あなたは一人で考えこむ性だろう。だから今は一人にならないほうがいい」
「―――」
「ため込まず俺に八つ当たりでも何でもすればいいぞ。何しろ俺の頑丈さは筋金入りだ、任せておけ」
燭台の炎が彼の横顔を照らしていました。
つまんでいた手を離し、わたくしの頬をやさしく撫でると、彼は言いました。
「――あなたのことなら、なんでも受け止めてみせる」
どうして。
(どうして、そんなに優しいの……)
そんな顔をされたら切なくなる。抱きついて甘えて、わがままを言ってしまいたくなる。
抱き寄せられるまま、わたくしは彼にすがりました。あやすように背中を撫でられると、鼻の奥から何かがこみあげてきました。
騎士はまるでわたくしの顔を隠すかのように――
わたくしの頭を、胸に抱き込んで。