託宣が下りました。
「荒っぽい起こし方だなあ、巫女よ」
「……ごめんなさい……」
わたくしは縮こまりました。人間、衝撃的すぎると何をするか自分でも分からないものなのですね。身をもって学びました。
騎士は上機嫌そうににやりと笑い、
「照れたんだろう? とうとう俺と同衾することになって」
「……ッ!」
「いやあかわいかったぞ巫女の寝顔は。ときどき『ふにゃ』とか妙な寝言を言うところがまたかわいくて――のわっ!?」
前言撤回! 久々発動、アレス様直伝騎士撃退術(つまりやっぱり突き飛ばし)。
騎士はゆっくりと後ろへと倒れて「のへあ」と変な声を上げました。
わたくしは両手で顔を覆いました。羞恥で顔が消えてなくなってしまいそうです。ああ神よ――
お願いですから彼の頭の中から昨夜の記憶を消してくださいっっっ!!!