託宣が下りました。
理解されないのはそれが理由ではない気がしますが……。
他愛もなく物騒な話をしながら、三人で歩きました。
双子はおしゃべりが大好きなようでした。絶えず何かを話しています。口を挟むと妙な無力感を覚えるので、わたくしは次第にただ耳をかたむけるだけになりました。
双子は話し続けました。ささいなことから壮大なことまで、とりとめもなく――
「そもそも、星の巫女は人体実験の被験者」
それはあまりに唐突な話題でした。
唐突すぎて、しばらく意味が分からなかったほどに。
「……え?」
「巫女なのに知らないのねお姉さん、うふふ」
「巫女だから知らないのよねお姉さん、うふふ。隠蔽体質なのは王宮だけじゃない」
「―――」
いったい何の話をしているのでしょうか……?
先ほどの言葉がじわじわと体にしみこんでくるにつれて、わたくしは血の気が引く思いを味わいました。
「星の、巫女が――」
「神による実験の被験者。うふふ」
「星の巫女は、神に求められた被験者。うふふ」
「ど、どういう意味ですか?」
双子はころころと笑います。本当に、笑顔だけはかわいらしい。
「詳しくは王宮と修道院と、一部の学者が知っているわお姉さん」
「リリたちはお父様から聞いただけ。知りたければお父様に聞く?」