託宣が下りました。

(叶うことなら、もう一度あなたに、会いたい)

 星の神よ、どうかわたくしに力を。

 澄んだ急流は冬の光を浴びて美しく輝いていました。きらきら、きらきらと、胸に迫るほどに輝かしく。
 その中に沈み行きながら――

 わたくしは、最後の意識を閉じました。

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