【完】夢見るマリアージュ

「絶対に素敵な花嫁さんになると思います!差し出がましいと思いますが、レナさんにはマーメイドラインのドレスがお似合いだと思います。
カラードレスでしたら、深い青や紫が似合う顔立ちをしています。
綺麗な人のウェディングドレス姿は想像するだけで目の保養になりますねぇ~~」

ついついレナさんの花嫁姿を想像して、力説してしまった。
その様子を見た北斗さんがくすくすと小さく笑う。  …何か、恥ずかしい。

「実は…ウェディングドレスのサイトを見るのが昔からの趣味でして……そういう話になるとついつい熱くなるんです…」

「へぇーそうなんだ?
香ちゃんにも真っ白のウェディングドレス似合いそうだね」

北斗さんの言葉に両手を揺らし否定する。

「いえいえ、私のような人間がいつかウェディングドレスを着れるなんて高望みはしていないので!
ただの趣味なんです。
だって私にあんな綺麗なドレスが似合うとは到底思えないし…
だからそういうサイトを見て綺麗なドレスを見るだけでお腹いっぱいというか…」

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