【完】夢見るマリアージュ
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「あなたがミスをするとそのしわ寄せが私へと来るの。
本当に嫌だわ、あなたっていつも暗い顔をしてこっちまでジメジメとした気分になっちゃう。
仕事が出来ないならばせめてその性格を少しは変えようとしなさいよ」
「ごめんなさい……」
「繰り返される申し訳ありませんやごめんなさいにはもううんざり。
この資料明日の朝までだからやっておいてね。 何も出来ないんだからせめて残業位はしてよッ」
「はい…。分かりました。ごめんなさい。ごめんなさい。」
阿久津フーズファクトリーの営業部には、三つ年上の女性の先輩がいた。
名前は岸田 薫 漢字は違うけれど私と同じ名前だ。 私が卒業したK大よりかは少しだけランクが落ちるが一流大学を出ていて
何より彼女はとても容姿の美しい女性で、営業部の高嶺の花と男性社員からはいつももてはやされている。 スタイルもモデル並みで、顔はテレビに出てくる女優さんのように綺麗だ。