ふたつ名の令嬢と龍の託宣
「そういえば、リーゼは公爵様とうまくいっているようね?」
アンネマリーの言葉に、リーゼロッテは口ごもった。もしかして、あの抱っこ輸送がアンネマリーの耳にも届いているのだろうか?
王妃様の近辺で噂にでもなっていたりしたらと思うと、恥ずかしすぎていたたまれない。
「なんでも夜遅くまで公爵様が、リーゼの客間の前でずっと警護なさっているそうじゃない」
「ジークヴァルト様がこの部屋の警護を?」
アンネマリーの言葉は、リーゼロッテにとって寝耳に水の内容だった。
王城だから、夜間でも警護の騎士はそれなりの数が配備されているだろう。リーゼロッテのいる客間の前にも、もしかしたら毎晩騎士が立っているのかもしれない。一人で出歩かないよう言われているので、夜の城の様子など知る由もないのだが。
「そうよ。王城勤めの女官の間では、その噂でもちきりよ。あの女性を寄せつけなかった公爵様が、婚約者のためにお心を砕いているって」
アンネマリーの言葉に、リーゼロッテは口ごもった。もしかして、あの抱っこ輸送がアンネマリーの耳にも届いているのだろうか?
王妃様の近辺で噂にでもなっていたりしたらと思うと、恥ずかしすぎていたたまれない。
「なんでも夜遅くまで公爵様が、リーゼの客間の前でずっと警護なさっているそうじゃない」
「ジークヴァルト様がこの部屋の警護を?」
アンネマリーの言葉は、リーゼロッテにとって寝耳に水の内容だった。
王城だから、夜間でも警護の騎士はそれなりの数が配備されているだろう。リーゼロッテのいる客間の前にも、もしかしたら毎晩騎士が立っているのかもしれない。一人で出歩かないよう言われているので、夜の城の様子など知る由もないのだが。
「そうよ。王城勤めの女官の間では、その噂でもちきりよ。あの女性を寄せつけなかった公爵様が、婚約者のためにお心を砕いているって」