ふたつ名の令嬢と龍の託宣
ようやく泣き止んできたリーゼロッテがまばたきをすると、瞳にたまっていた涙が一滴、頬を伝って滑り落ちた。心配そうに下からのぞき込んでいた小鬼の顔に、その滴がぱたりと落ちる。
そのとき、小鬼の体がぱあっと緑の光に包まれた。
光に包まれた小鬼がふわっと浮き上がったかと思うと、その光の中には座ったまま丸くなっている小さな子供がいた。その子供とリーゼロッテの目と目が合う。
子供はうれしそうにはにかむと、その口の形がゆっくりと『 あ り が と う 』と動いた。
そのままさらにふわりと浮き上がっていく様を呆気に取られて目で追っていると、光は天井にむかい、そのままふうっと消えてなくなった。
「浄化……された?」
カイがかすれた声で言った。
そのとき、小鬼の体がぱあっと緑の光に包まれた。
光に包まれた小鬼がふわっと浮き上がったかと思うと、その光の中には座ったまま丸くなっている小さな子供がいた。その子供とリーゼロッテの目と目が合う。
子供はうれしそうにはにかむと、その口の形がゆっくりと『 あ り が と う 』と動いた。
そのままさらにふわりと浮き上がっていく様を呆気に取られて目で追っていると、光は天井にむかい、そのままふうっと消えてなくなった。
「浄化……された?」
カイがかすれた声で言った。