ふたつ名の令嬢と龍の託宣
(姉上……、ってヴァルト様のお姉様!?)
リーゼロッテは、あわてて彼女に礼を取った。ジークヴァルトの姉なら、それはすなわち公爵令嬢である。伯爵家の令嬢であるリーゼロッテが、ぶしつけな態度をとっていいはずもなかった。
「あら、その娘がヴァルトの婚約者なの?」
すいとリーゼロッテの顔をすくい、女性騎士はリーゼロッテを上向かせる。
黒髪のジークヴァルトとは違って彼女はダークブラウンの髪だったが、青い瞳がジークヴァルトそっくりだった。眼帯が目に入るが、その美しい顔に見つめられて、リーゼロッテはその頬を赤く染めた。
「まあ、なんて可愛らしいの。ジークヴァルトにはもったいないわ」
そう言ってリーゼロッテをその胸に抱きしめる。騎士服に身を包んでいたが、その胸は柔らかくリーゼロッテの頬を包んだ。
(お姉さま……!)
何かいけない世界に足を踏み入れそうで、リーゼロッテは宝塚の男役のような方だと、そんなことを思った。
リーゼロッテは、あわてて彼女に礼を取った。ジークヴァルトの姉なら、それはすなわち公爵令嬢である。伯爵家の令嬢であるリーゼロッテが、ぶしつけな態度をとっていいはずもなかった。
「あら、その娘がヴァルトの婚約者なの?」
すいとリーゼロッテの顔をすくい、女性騎士はリーゼロッテを上向かせる。
黒髪のジークヴァルトとは違って彼女はダークブラウンの髪だったが、青い瞳がジークヴァルトそっくりだった。眼帯が目に入るが、その美しい顔に見つめられて、リーゼロッテはその頬を赤く染めた。
「まあ、なんて可愛らしいの。ジークヴァルトにはもったいないわ」
そう言ってリーゼロッテをその胸に抱きしめる。騎士服に身を包んでいたが、その胸は柔らかくリーゼロッテの頬を包んだ。
(お姉さま……!)
何かいけない世界に足を踏み入れそうで、リーゼロッテは宝塚の男役のような方だと、そんなことを思った。