ふたつ名の令嬢と龍の託宣
「リーゼロッテお嬢様?」
後ろからエラの心配そうな声が聞こえた。
「大丈夫よ、エラ。この一カ月、エラはわたくしのためにかんばってくれたでしょう? 今日はゆっくり休んでちょうだい」
そう言うとエラは首を振った。
「いいえ、わたしはお嬢様のおそばにおります」
エラはリーゼロッテのことになると、頑固になる。仕方ないと思ったリーゼロッテは、苦笑いで答えた。
「じゃあ、ジークヴァルト様からの贈り物を確かめに、一緒にきてもらえるかしら?」
リーゼロッテがそう言うと、エラは二つ返事で了承した。
「お嬢様、こちらがドレスやアクセサリー、小物などの部屋で、こちらがその他の贈り物を置いた部屋となります」
エラは、ジークヴァルトが公爵家を継いでからここ二年の間、どんどん増えていく贈り物を保管するための部屋へリーゼロッテを案内した。この部屋には入ることはおろか、贈り物のひとつもその目で確認していないリーゼロッテだった。
後ろからエラの心配そうな声が聞こえた。
「大丈夫よ、エラ。この一カ月、エラはわたくしのためにかんばってくれたでしょう? 今日はゆっくり休んでちょうだい」
そう言うとエラは首を振った。
「いいえ、わたしはお嬢様のおそばにおります」
エラはリーゼロッテのことになると、頑固になる。仕方ないと思ったリーゼロッテは、苦笑いで答えた。
「じゃあ、ジークヴァルト様からの贈り物を確かめに、一緒にきてもらえるかしら?」
リーゼロッテがそう言うと、エラは二つ返事で了承した。
「お嬢様、こちらがドレスやアクセサリー、小物などの部屋で、こちらがその他の贈り物を置いた部屋となります」
エラは、ジークヴァルトが公爵家を継いでからここ二年の間、どんどん増えていく贈り物を保管するための部屋へリーゼロッテを案内した。この部屋には入ることはおろか、贈り物のひとつもその目で確認していないリーゼロッテだった。