ふたつ名の令嬢と龍の託宣
ルカのつらそうな顔を見て、リーゼロッテはいいことを思いついた。
「それでしたらわたくし、みなでピクニックに行きたいですわ」
「ピクニック?」
「お天気のいい日にお出かけして、みなで外でお弁当を食べるのですわ」
この国ではピクニックに行くのは平民くらいで、貴族にその習慣はなかったが、屋敷からほとんど出たことがないリーゼロッテは、家族とゆっくりした時間を過ごしてみたかった。
「ルカはみなの護衛をお願いね?」
リーゼロッテがそう言うと、ルカは「はい、義姉上」とうれしそうに頷いた。最近、剣術を習っているルカは、密かに騎士にあこがれているのだ。
「リーゼロッテが望むなら、ぜひみなで行こう」
フーゴは頷きながら、物をねだらないところがリーゼロッテらしいと苦笑した。
社交界デビューは、リーゼロッテのためにできること全てをやってあげたいと、ダーミッシュ夫妻は心から思ったのであった。
「それでしたらわたくし、みなでピクニックに行きたいですわ」
「ピクニック?」
「お天気のいい日にお出かけして、みなで外でお弁当を食べるのですわ」
この国ではピクニックに行くのは平民くらいで、貴族にその習慣はなかったが、屋敷からほとんど出たことがないリーゼロッテは、家族とゆっくりした時間を過ごしてみたかった。
「ルカはみなの護衛をお願いね?」
リーゼロッテがそう言うと、ルカは「はい、義姉上」とうれしそうに頷いた。最近、剣術を習っているルカは、密かに騎士にあこがれているのだ。
「リーゼロッテが望むなら、ぜひみなで行こう」
フーゴは頷きながら、物をねだらないところがリーゼロッテらしいと苦笑した。
社交界デビューは、リーゼロッテのためにできること全てをやってあげたいと、ダーミッシュ夫妻は心から思ったのであった。