ふたつ名の令嬢と龍の託宣
「かといって、リーゼロッテをひとりで家の外に出すのは心配だ」
そこで、この家族会議である。社交界デビューはどうあっても避けられないが、準備は進めているもののまだまだ先だと高を括っていた。夜会であれば、ダーミッシュ夫妻や親戚のフォローがきく。
しかし王妃の離宮で開催されるお茶会には、男性であるフーゴは立ち入ることはできないし、運悪くクリスタは足を捻挫してしまっていた。
ルカがそばにいると、リーゼロッテは不思議と転ばなくなるのだが、招待されていない弟のルカが同行できるはずもなかった。
急なお茶会の招待に、どうやってリーゼロッテの身の安全を図るか、頭が痛いところである。リーゼロッテ的には、自分の身より周りの安全の方が問題であったが、親バカな夫妻とシスコンの弟にとっては、リーゼロッテが何百万倍も大事であった。
「わたくし、ひとりで行ってまいります」
そこで、この家族会議である。社交界デビューはどうあっても避けられないが、準備は進めているもののまだまだ先だと高を括っていた。夜会であれば、ダーミッシュ夫妻や親戚のフォローがきく。
しかし王妃の離宮で開催されるお茶会には、男性であるフーゴは立ち入ることはできないし、運悪くクリスタは足を捻挫してしまっていた。
ルカがそばにいると、リーゼロッテは不思議と転ばなくなるのだが、招待されていない弟のルカが同行できるはずもなかった。
急なお茶会の招待に、どうやってリーゼロッテの身の安全を図るか、頭が痛いところである。リーゼロッテ的には、自分の身より周りの安全の方が問題であったが、親バカな夫妻とシスコンの弟にとっては、リーゼロッテが何百万倍も大事であった。
「わたくし、ひとりで行ってまいります」