ふたつ名の令嬢と龍の託宣
「義兄上!」
場に似つかわしくない可愛らしい声が響き渡った。その声は澄んだ小鳥の歌声のようだったと、その場にいた騎士たちが後々語り草にしたくらいだ。
入口から、亜麻色の髪の美少女が優雅な足取りで歩いて来る。水色の綺麗な瞳が、鍛錬場のライトでキラキラと反射して見えた。
「天使だ……」
誰ともなくそうつぶやいて、団員たちはみな心の中でそれに同意した。
一同が呆けたように舞い降りた天使に目を奪われている中、フーゲンベルク副隊長がキュプカー隊長に何事か話しかけ、ゆっくりとその天使に向かって歩いて行った。
「「「おれたちの天使が魔王の餌食に……!」」」
団員たちが動けないまま固唾をのんで見守っていると、その天使は輝くような笑顔で副隊長の手を取った。
「義兄上、ご無沙汰しております!」
無表情の副隊長にうれしそうに話しかけながら、亜麻色の髪の天使はキュプカー隊長の前までやってきた。
「こちらがキュプカー近衛第一隊隊長だ」
キュプカーの前に立った天使は、可愛らしい顔をキリッとさせて綺麗な騎士の礼をしてみせた。
場に似つかわしくない可愛らしい声が響き渡った。その声は澄んだ小鳥の歌声のようだったと、その場にいた騎士たちが後々語り草にしたくらいだ。
入口から、亜麻色の髪の美少女が優雅な足取りで歩いて来る。水色の綺麗な瞳が、鍛錬場のライトでキラキラと反射して見えた。
「天使だ……」
誰ともなくそうつぶやいて、団員たちはみな心の中でそれに同意した。
一同が呆けたように舞い降りた天使に目を奪われている中、フーゲンベルク副隊長がキュプカー隊長に何事か話しかけ、ゆっくりとその天使に向かって歩いて行った。
「「「おれたちの天使が魔王の餌食に……!」」」
団員たちが動けないまま固唾をのんで見守っていると、その天使は輝くような笑顔で副隊長の手を取った。
「義兄上、ご無沙汰しております!」
無表情の副隊長にうれしそうに話しかけながら、亜麻色の髪の天使はキュプカー隊長の前までやってきた。
「こちらがキュプカー近衛第一隊隊長だ」
キュプカーの前に立った天使は、可愛らしい顔をキリッとさせて綺麗な騎士の礼をしてみせた。