ふたつ名の令嬢と龍の託宣
リーゼロッテはここ最近、ドレスがきつくなっているのを感じていた。着られないほどのことはないのだが、手を上げたり体を曲げたりするときに、腕まわりや胸のあたりでやたらと窮屈な感覚を覚えていた。
無理に動くと服が破れそうで、ここのところはいつも以上に楚々とした所作で動き回っていたのだ。
ダーミッシュ領にいた頃のようにラフな格好をするわけにもいかないし、ドレスを手直しするにも公爵家で太りました宣言をするようでちょっと恥ずかしすぎる。
しかし人前でいきなりドレスがビリっといったら、それこそいたたまれない事態になりそうだ。
(絶対、ヴァルト様のクッキーのせいだわ!)
公爵家のクッキーは、効率よくエネルギーが取れるようにできているらしい。そんなものを次から次へと放り込まれたら、太っても仕方がないことだろう。
王城での滞在以降、普段の食事はいたって普通の令嬢が食す量しか食べていない。それなのに贅肉がつくのであれば、あのクッキー以外思い当たることは何もなかった。
これはもう自分で節制するしかない。そういう結論に至ったリーゼロッテは、ダイエットすることを決意したのだ。
無理に動くと服が破れそうで、ここのところはいつも以上に楚々とした所作で動き回っていたのだ。
ダーミッシュ領にいた頃のようにラフな格好をするわけにもいかないし、ドレスを手直しするにも公爵家で太りました宣言をするようでちょっと恥ずかしすぎる。
しかし人前でいきなりドレスがビリっといったら、それこそいたたまれない事態になりそうだ。
(絶対、ヴァルト様のクッキーのせいだわ!)
公爵家のクッキーは、効率よくエネルギーが取れるようにできているらしい。そんなものを次から次へと放り込まれたら、太っても仕方がないことだろう。
王城での滞在以降、普段の食事はいたって普通の令嬢が食す量しか食べていない。それなのに贅肉がつくのであれば、あのクッキー以外思い当たることは何もなかった。
これはもう自分で節制するしかない。そういう結論に至ったリーゼロッテは、ダイエットすることを決意したのだ。