婚約破棄されたので薬師になったら、公爵様の溺愛が待っていました
前公爵は妻子の体の異変をなんとか治したくて、あらゆる手段を取ったのだろう。それでもだめだったから、メイナードはすっかり諦めてしまったのか。
(でも私はまだ諦めないわ、なにか方法があるかもしれないもの)
アレクシアは密かに決意を固めた。
マナカの入手した素材を使い効能の高い薬作りの研究宇をしているとルーサーが迎えにきた。
私室まで送って貰う間に、彼に質問をしようと決めていた。そのため今日はディナには別の用事を頼んでいる。
「ルーサー、聞きたいことがあるのだけど」
「改まってどうしました? 込み入った話でしたら応接間に移動しますか?」
「ええ。人に聞かれたくない話だから」
ディナを連れていない時点で察していたのか、ルーサーは何も聞かずに普段から使っている応接間に向かった。
「先ほど仰っていた聞きたいこととは、メイナード様についてですか?」
ソファーに座るなり、ルーサーが言った。
「ええ。ルーサーは魔法に詳しいと聞いたから」
「たしかに詳しい方ですね。ですが魔法とメイナード様がどうかしましたか?」
「聞いていませんか? 旦那様にかけた私の治癒魔法が弾かれてしまったのです」
ルーサーは事情を知っていたようで、ああと軽く相槌を打った。
詳しい説明は不要と判断して、話を進める。
(でも私はまだ諦めないわ、なにか方法があるかもしれないもの)
アレクシアは密かに決意を固めた。
マナカの入手した素材を使い効能の高い薬作りの研究宇をしているとルーサーが迎えにきた。
私室まで送って貰う間に、彼に質問をしようと決めていた。そのため今日はディナには別の用事を頼んでいる。
「ルーサー、聞きたいことがあるのだけど」
「改まってどうしました? 込み入った話でしたら応接間に移動しますか?」
「ええ。人に聞かれたくない話だから」
ディナを連れていない時点で察していたのか、ルーサーは何も聞かずに普段から使っている応接間に向かった。
「先ほど仰っていた聞きたいこととは、メイナード様についてですか?」
ソファーに座るなり、ルーサーが言った。
「ええ。ルーサーは魔法に詳しいと聞いたから」
「たしかに詳しい方ですね。ですが魔法とメイナード様がどうかしましたか?」
「聞いていませんか? 旦那様にかけた私の治癒魔法が弾かれてしまったのです」
ルーサーは事情を知っていたようで、ああと軽く相槌を打った。
詳しい説明は不要と判断して、話を進める。