婚約破棄されたので薬師になったら、公爵様の溺愛が待っていました
「その話をしているときに、旦那様の体について伺いました。症状から病ではないと思いました。だとしたらほかに考えられるのは……」
「世間で囁かれているとおりに、呪詛をかけられているとか、ですか?」
アレクシアが一瞬口ごもった言葉を、ルーサーが口にする。
「可能性はあると思います。はっきりそうだと決まったわけではありませんが」
「アレクシア様は呪いの存在を信じているのですか?」
「正直今まで信じていませんでした。でも隣国には呪いを解く力を持った人がいたようだし、あるのだと思い始めました」
ただそうだとしたらいったい誰が、メイナードに呪いを?
人がかけた術が、人の手で解けないのはおかしいと思う。
なぜならそれだけ特出した力を持つ人物が存在するとは思えないからだ。
ルーサーはアレクシアを黙ってじっと見つめていたが、しばらくすると口を開いた。
「結論から申し上げると、呪いはたしかに存在しますよ」
「え、本当に?」
あまりにあっさり回答が来たので、逆に驚いてしまった。
「メイナード様の呪いは血筋に対するものでしょう。だから母君から伝わったのです」
アレクシアは目を見開いた。
「そんな! では旦那様はなにも悪くないのに、生まれの問題だけで被害を?」
「そうですね。でも呪いをかけた方は関係ないとは思わないんでしょう。末代まで呪ってやるって台詞聞いたことないですか?」
「世間で囁かれているとおりに、呪詛をかけられているとか、ですか?」
アレクシアが一瞬口ごもった言葉を、ルーサーが口にする。
「可能性はあると思います。はっきりそうだと決まったわけではありませんが」
「アレクシア様は呪いの存在を信じているのですか?」
「正直今まで信じていませんでした。でも隣国には呪いを解く力を持った人がいたようだし、あるのだと思い始めました」
ただそうだとしたらいったい誰が、メイナードに呪いを?
人がかけた術が、人の手で解けないのはおかしいと思う。
なぜならそれだけ特出した力を持つ人物が存在するとは思えないからだ。
ルーサーはアレクシアを黙ってじっと見つめていたが、しばらくすると口を開いた。
「結論から申し上げると、呪いはたしかに存在しますよ」
「え、本当に?」
あまりにあっさり回答が来たので、逆に驚いてしまった。
「メイナード様の呪いは血筋に対するものでしょう。だから母君から伝わったのです」
アレクシアは目を見開いた。
「そんな! では旦那様はなにも悪くないのに、生まれの問題だけで被害を?」
「そうですね。でも呪いをかけた方は関係ないとは思わないんでしょう。末代まで呪ってやるって台詞聞いたことないですか?」