婚約破棄されたので薬師になったら、公爵様の溺愛が待っていました
追放されたのが愛していない娘だとしても、家が蔑ろにされた事実は変わりがないのだから。
「それでルイは、今後第二王子の側近になるつもりなのか?」
メイナードが問い、ルイは困ったように肩を落とした。
「いえ、母上が大反対をしているため、どうなるかまだ決まっていません」
「……ルイの母親は、アークライト侯爵の後妻だったな」
メイナードの声が、少し堅くなった。
「はい。地方の男爵家の出です。父に見初められ僕を産み、姉上の母君が亡くなったあとに、正式な妻になりました。実は母の実家は王太子妃オーレリア様のストライド子爵家の親族です。そのため王太子殿下の敵になりうる第二王子の側近になることを止めようとしているのです」
ルイの話では、彼の母パメラが後妻としてアークライト侯爵家に入る条件として、侯爵家の運営に関わらないこと、というものがあったらしい。
しかし、いつの間にかなあなあになり、父が怒らないのをいいことに、最近ではなんにでも口出しをするようになったそうだ。
「僕は母上の言いなりになるつもりはありません。第二王子殿下に仕えるかどうかは、一度本人にお会いしてから決めます」
落ち着かない環境にいるはずなのに、堂々としていてぶれないルイに、アレクシアは感心した。
離れてからまだ一年も経っていないのに、大分しっかりしたようだ。
「誰に仕えるかはルイが自分で決めた方がいい」
「それでルイは、今後第二王子の側近になるつもりなのか?」
メイナードが問い、ルイは困ったように肩を落とした。
「いえ、母上が大反対をしているため、どうなるかまだ決まっていません」
「……ルイの母親は、アークライト侯爵の後妻だったな」
メイナードの声が、少し堅くなった。
「はい。地方の男爵家の出です。父に見初められ僕を産み、姉上の母君が亡くなったあとに、正式な妻になりました。実は母の実家は王太子妃オーレリア様のストライド子爵家の親族です。そのため王太子殿下の敵になりうる第二王子の側近になることを止めようとしているのです」
ルイの話では、彼の母パメラが後妻としてアークライト侯爵家に入る条件として、侯爵家の運営に関わらないこと、というものがあったらしい。
しかし、いつの間にかなあなあになり、父が怒らないのをいいことに、最近ではなんにでも口出しをするようになったそうだ。
「僕は母上の言いなりになるつもりはありません。第二王子殿下に仕えるかどうかは、一度本人にお会いしてから決めます」
落ち着かない環境にいるはずなのに、堂々としていてぶれないルイに、アレクシアは感心した。
離れてからまだ一年も経っていないのに、大分しっかりしたようだ。
「誰に仕えるかはルイが自分で決めた方がいい」