婚約破棄されたので薬師になったら、公爵様の溺愛が待っていました
ようやく挽回の機会が来たとばかりに張り切っている様子。
「帰ってきたら王宮での様子を詳しく教えてくださいね!」
「わ、分かったわ」
ディナの迫力に押されてながら頷いた。
アレクシアを迎えに来たメイナードは、魔獣から国を守る公爵家当主に相応しい姿だった。
詰襟の黒い軍服に、金の勲章が映えている。深紅のサッシュに腰には儀礼用の件を帯びていた。
すぐに言葉が出てこないくらい凛々しい姿。けれど一番目を引くのは、仮面を取ったメイナードの素顔だった。
段々見慣れてきてはいるものの、正装姿は初めてで、威力が倍増している気がする。
(かっこいい……)
こんな人が自分の夫だなんて。
「メイナード様、本当に素敵です」
素直な気持ちを言葉にする。しかしメイナードは聞こえていないのか返事をしない。それどころかぼんやりと部屋の入口から動かずにいることに気がついた。
「あの、メイナード様?」
どうしたのかと声をかけると、彼ははっとしたような顔をして、アレクシアに近づいてきた。
「アレクシア……そのドレスは……」
「はい、メイナード様の指示でディナが用意してくれたものです。どうですか?」
アレクシアはくるりと回ってみせた。
「あ、ああ……よく似合っている……綺麗だ」
メイナードはたどたどしく答える。
嬉しくなってアレクシアは夫の腕に自分の手を絡めた。
「メイナード様の色なんですよ」
「そ、そのようだな……」
「帰ってきたら王宮での様子を詳しく教えてくださいね!」
「わ、分かったわ」
ディナの迫力に押されてながら頷いた。
アレクシアを迎えに来たメイナードは、魔獣から国を守る公爵家当主に相応しい姿だった。
詰襟の黒い軍服に、金の勲章が映えている。深紅のサッシュに腰には儀礼用の件を帯びていた。
すぐに言葉が出てこないくらい凛々しい姿。けれど一番目を引くのは、仮面を取ったメイナードの素顔だった。
段々見慣れてきてはいるものの、正装姿は初めてで、威力が倍増している気がする。
(かっこいい……)
こんな人が自分の夫だなんて。
「メイナード様、本当に素敵です」
素直な気持ちを言葉にする。しかしメイナードは聞こえていないのか返事をしない。それどころかぼんやりと部屋の入口から動かずにいることに気がついた。
「あの、メイナード様?」
どうしたのかと声をかけると、彼ははっとしたような顔をして、アレクシアに近づいてきた。
「アレクシア……そのドレスは……」
「はい、メイナード様の指示でディナが用意してくれたものです。どうですか?」
アレクシアはくるりと回ってみせた。
「あ、ああ……よく似合っている……綺麗だ」
メイナードはたどたどしく答える。
嬉しくなってアレクシアは夫の腕に自分の手を絡めた。
「メイナード様の色なんですよ」
「そ、そのようだな……」