婚約破棄されたので薬師になったら、公爵様の溺愛が待っていました
「詳しいことは後で説明する。イライアスとの対面では驚くことがあると思うが、アレクシアが危険にさらされることはない。どうか俺を信じて欲しい」
夫の様子から、やはり何か有ったんだと確信した。
(すごく気になる、後ではなくて今知りたいけれど)
前もって話してくれなかったのは、きっと理由があるのだろう。
アレクシアはしっかり頷き告げた。
「もちろんメイナード様を信じています」
「ありがとう」
メイナードはそれは優しく微笑んだ。
久々の王宮。突然現れたアレクシアとメイナードに、人々の視線が集まる。
貴族たちは、仮面を外したメイナードのシミひとつない美しい顔を見て衝撃を受けていた。
騒めきが広がり、愕然としたようにこちらを見ていた。
微かに「呪われ公爵が」や「悪役令嬢」と囁く声が耳に届く。
予想を超えた注目に足が震えてしまいそうなほどに緊張が高まったけれど、メイナードが支えてくれていたので、勇気が出た。
自分は公爵夫人なのだと、堂々とした足取りで王太子の待つ謁見室に向かう。
両開きの扉の前に立つ護衛の騎士たちまでもが、メイナードを見て動揺していた。
彼らが扉を開くと、床を走る赤い絨毯の先の一段高くなった場所には、視界を遮るように天井から厚い布がかかっていた。
メイナードと顔を見合わせてから、真っ直ぐ進む。
アレクシアたちが近づく気配を察したのか、厚い布が静かに開いた。
夫の様子から、やはり何か有ったんだと確信した。
(すごく気になる、後ではなくて今知りたいけれど)
前もって話してくれなかったのは、きっと理由があるのだろう。
アレクシアはしっかり頷き告げた。
「もちろんメイナード様を信じています」
「ありがとう」
メイナードはそれは優しく微笑んだ。
久々の王宮。突然現れたアレクシアとメイナードに、人々の視線が集まる。
貴族たちは、仮面を外したメイナードのシミひとつない美しい顔を見て衝撃を受けていた。
騒めきが広がり、愕然としたようにこちらを見ていた。
微かに「呪われ公爵が」や「悪役令嬢」と囁く声が耳に届く。
予想を超えた注目に足が震えてしまいそうなほどに緊張が高まったけれど、メイナードが支えてくれていたので、勇気が出た。
自分は公爵夫人なのだと、堂々とした足取りで王太子の待つ謁見室に向かう。
両開きの扉の前に立つ護衛の騎士たちまでもが、メイナードを見て動揺していた。
彼らが扉を開くと、床を走る赤い絨毯の先の一段高くなった場所には、視界を遮るように天井から厚い布がかかっていた。
メイナードと顔を見合わせてから、真っ直ぐ進む。
アレクシアたちが近づく気配を察したのか、厚い布が静かに開いた。