婚約破棄されたので薬師になったら、公爵様の溺愛が待っていました
「はい。メイナード様はこれまでに辛酸を嘗める機会が多かったため用心深く、なかなか他人に心を開きません。むしろできる限り遠ざけようとします。しかしもしアレクシア様が歩み寄ってくだされば喜ぶと思いますよ。簡単に顔には出さないかもしれませんが」
「……本当に? 旦那様は私を嫌っていないのですか?」
「もちろん。あんな態度ですので誤解されても無理はないと思いますが、王都から遠いこの地に嫁いでくるアレクシア様を心配して気遣っていましたよ。ああいうお方なのでうまく表に出せないだけなんです」
「そうなんですか……」
(旦那様が私を心配してくれていた。それならば……)
まだ不安はある。けれどルーサーの言葉を信じたいと思う。
「私は夫婦になったからにはお互いを思いやり支え合いたいと思っています。旦那様の力になりたいんです。ルーサー、私にできることは本当になにもないですか?」
アレクシアの言葉に、ルーサーは驚きの表情になったが、その後とても嬉しそうに微笑んだ。
「でしたら薬草を煎じて傷薬を作ってもらうことはできますか?」
「傷薬ですか?」
「はい。アレクシア様の母君の生家であるリリー子爵家は、優秀な錬金術師を輩出することで有名な家系ですよね。しかも治癒魔法の使い手が作った薬は効果が高くなることが分かっていますから、適役だと思います。作り方は私がお教えしますよ」
「……本当に? 旦那様は私を嫌っていないのですか?」
「もちろん。あんな態度ですので誤解されても無理はないと思いますが、王都から遠いこの地に嫁いでくるアレクシア様を心配して気遣っていましたよ。ああいうお方なのでうまく表に出せないだけなんです」
「そうなんですか……」
(旦那様が私を心配してくれていた。それならば……)
まだ不安はある。けれどルーサーの言葉を信じたいと思う。
「私は夫婦になったからにはお互いを思いやり支え合いたいと思っています。旦那様の力になりたいんです。ルーサー、私にできることは本当になにもないですか?」
アレクシアの言葉に、ルーサーは驚きの表情になったが、その後とても嬉しそうに微笑んだ。
「でしたら薬草を煎じて傷薬を作ってもらうことはできますか?」
「傷薬ですか?」
「はい。アレクシア様の母君の生家であるリリー子爵家は、優秀な錬金術師を輩出することで有名な家系ですよね。しかも治癒魔法の使い手が作った薬は効果が高くなることが分かっていますから、適役だと思います。作り方は私がお教えしますよ」