恋歌-Renka-
「み、美保!?」
後ろには哀れな俺を
嘲笑うかのように
仁王立ちしながら
腕を組んでいる美保がいた。
こいつは花音が坂梛と
仲良くなってから
自然と仲良くなった奴で
最近では、凄く絡んでいる。
名前呼びも彼女から提案してきた。
「何よ、驚いた顔して。男のくせに情けないわね…泣くぐらいなら、どうして突き放したの?」
「うるせーな。お前に関係ないだろ」
「関係あるわよ」
「は?」
「だから関係あるって言ってるの!!私は、花音と友達だし…それにっ……!!」
そこまでいいかけて
口を動かすのをやめる
美保はほんのり顔を
赤く染めながら
照れ臭そうに俯く
そして再び口を開いた
「それに…涼太が好きだから…」
突然の告白
驚きよりも深い苦しみが
俺を襲った……