恋歌-Renka-
“いつまでもこの幸せが続きますように“
そう願ったのに
どうしてこうなってしまったのか。
そんなことわからない。
誰が悪いわけでもないし
こうなるのは決められた
運命だったのかもしれない。
日に日に増してゆく
黒いモヤモヤした感情
日に日に増してゆく
帝を前にしたときの
心臓の鼓動…
「はぁ……」
「溜め息なんてついてどうしたの?」
今は昼休み
屋上で何故か美盛と
一緒にお昼を食べている
「私、病気かもしれない」
私はどこか遠くを見据えながら
ボソッと呟いた。
そして自分の唇に手を当てる
あの時重ね合った唇
今も忘れずに残っている感触が
私の心を支配する
不思議と嫌じゃなかった
嬉しかった……反面
恐怖を感じた。
「病気?」
美盛が不思議そうに
首を傾げて聞いてくる
「そう、病気」
私は胸の内の全てを
美盛に話した。