恋歌-Renka-
「ふーん、バカなの?」
話を聞き終わるなり
人を馬鹿呼ばわりする
美盛を睨みつける
「お前にバカとか言われたくない」
私はムスッとした表情で
腕を組む
「だってバカじゃん!もうバカすぎてバカ丸出しの、バ花音ちゃんじゃん!!!」
「…ーーーーーなっ!?そんなバカバカ言わなくてもいいだろっ!?」
こっちは真剣に悩んでるから
相談したのに!!!
美盛のバカぁーーーーー!!!
「だってさあ、もうそれ嫉妬じゃん!?」
嫉妬?
私は首を傾げる
「そう嫉妬!だって花音ちゃんの口から出てくる言葉は………どれもこれも涼太が好きって言葉にしか聞こえないもん……」
「ふぇっ……!?」
あまりに衝撃的な言葉に
思わず変な声が出る。
私が帝を好き?
「バカは恋愛も知らないの?」
「だから、バカって言うなぁーーーーっ!?」
あまりに悔しくて涙声混じりに
私は美盛をバシバシ叩いた。