空を舞う金魚
週明け、千秋が部長や課長の朝のお茶を準備していると、給湯室に砂本がやってきた。
「やあ、おはよう」
月曜日だと言うのに砂本さんの爽やかな笑顔は何時も変わらない。おはようございます、と返すと、砂本は千秋の手元を見た。
「それ、課長のカップ?」
千秋がはい、と答えると、砂本さんは課長のカップを左手で攫った。
「砂本さん?」
「僕が淹れていくよ。丁度課長と打ち合わせがあるんだ」
そんなこと、今までしなかったのに急にどうしたんだろう。ぽかんと砂本さんの顔を見ていると、砂本が照れ臭そうに笑った。
「あれ、わざとらしかったかな。…まあ、ちょっとした点数稼ぎだよ。課長と打ち合わせがあるのは嘘じゃないし」
点数稼ぎ、と言われて金曜日の事をリアルに思い出す。そうだよ、私、この人に……。
「やあ、おはよう」
月曜日だと言うのに砂本さんの爽やかな笑顔は何時も変わらない。おはようございます、と返すと、砂本は千秋の手元を見た。
「それ、課長のカップ?」
千秋がはい、と答えると、砂本さんは課長のカップを左手で攫った。
「砂本さん?」
「僕が淹れていくよ。丁度課長と打ち合わせがあるんだ」
そんなこと、今までしなかったのに急にどうしたんだろう。ぽかんと砂本さんの顔を見ていると、砂本が照れ臭そうに笑った。
「あれ、わざとらしかったかな。…まあ、ちょっとした点数稼ぎだよ。課長と打ち合わせがあるのは嘘じゃないし」
点数稼ぎ、と言われて金曜日の事をリアルに思い出す。そうだよ、私、この人に……。