空を舞う金魚
*
「あ、綾城さん。それ、手伝うよ」
千秋が終業後にごみ集めをしていると、砂本さんに声を掛けられた。手には課内で集めたと思しきごみの袋を持っている。
「あっ、すみません」
これから残業と思われる砂本にそんなことをさせておくわけにもいかず、慌ててごみの袋を受け取ると、砂本は気にした様子もなくこう言った。
「僕らは残業しても残業代が出るけど、綾城さんはこんなことしてても出ないでしょ。皆に協力してもらって、早く帰った方が良いよ」
別に残業代を出してもらわなくても構わない。自分の仕事を最後までやり終えられた方が安心だし、自分も納得できる。それに。
「あ、綾城さん。それ、手伝うよ」
千秋が終業後にごみ集めをしていると、砂本さんに声を掛けられた。手には課内で集めたと思しきごみの袋を持っている。
「あっ、すみません」
これから残業と思われる砂本にそんなことをさせておくわけにもいかず、慌ててごみの袋を受け取ると、砂本は気にした様子もなくこう言った。
「僕らは残業しても残業代が出るけど、綾城さんはこんなことしてても出ないでしょ。皆に協力してもらって、早く帰った方が良いよ」
別に残業代を出してもらわなくても構わない。自分の仕事を最後までやり終えられた方が安心だし、自分も納得できる。それに。