空を舞う金魚

「慣れです。……って言いたいところですけど、暑いですよね。でもまあ、こういう時は頑張った後にビールが美味しいので」

渡瀬の言葉に滝川が、それね! と凄く頷いている。

「やっぱり美味しいビールの為に働くよねー! よし、渡瀬くん、今週末なんて皆で集まらない? 夏休み終わっちゃって皆気が抜けてるし、渡瀬くんが来るなら人も集めやすいし」

「いいですよ。今は仕事のピークでもないし」

「そっかそっか。それじゃあ、人は私が集めておくわ。後で連絡するから、渡瀬くんは参加で……、千秋ちゃんはどうする?」

えっ、ここで話が回ってくるとは思ってなかった。千秋の仕事はビールが美味しくなるような仕事でもないしい、そもそもアルコールの場はあまり得意ではないし。

「あの、私は……」
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