空を舞う金魚
*
「へえ、親睦会」
砂本と一緒に食事をしながら、今朝あったことを話した。滝川に勧められて、終業後にリップの色を変えていて、砂本はそれにちゃんと気付いてくれて、かわいいよ、と微笑んでくれた。
「綾城さんが参加するなら、僕も参加させてもらおうかな。滝川さんに言えばいいの?」
「あっ、多分そうだと思います。今週末だって言ってました」
千秋が言うと、砂本は頭の中のスケジュールを思い出しているようだった。
「金曜日は終業間際に打ち合わせが入ってたけど、そんなに遅くならない筈だから遅れて参加するよ。店に行ったら綾城さんが居なかったなんてことにはならないよね?」
多分、部の飲み会で二次会に行かないことを言っている。今回は滝川も言ってたような飲み会なので、多分それはないと思う。
「……あの、……待ってます」
恥ずかしくて目は見られなかったけど、砂本は嬉しそうだった。
「へえ、親睦会」
砂本と一緒に食事をしながら、今朝あったことを話した。滝川に勧められて、終業後にリップの色を変えていて、砂本はそれにちゃんと気付いてくれて、かわいいよ、と微笑んでくれた。
「綾城さんが参加するなら、僕も参加させてもらおうかな。滝川さんに言えばいいの?」
「あっ、多分そうだと思います。今週末だって言ってました」
千秋が言うと、砂本は頭の中のスケジュールを思い出しているようだった。
「金曜日は終業間際に打ち合わせが入ってたけど、そんなに遅くならない筈だから遅れて参加するよ。店に行ったら綾城さんが居なかったなんてことにはならないよね?」
多分、部の飲み会で二次会に行かないことを言っている。今回は滝川も言ってたような飲み会なので、多分それはないと思う。
「……あの、……待ってます」
恥ずかしくて目は見られなかったけど、砂本は嬉しそうだった。