偽装結婚のはずが、天敵御曹司の身ごもり妻になりました
長い腕で私を自身の胸元に強引に引き寄せる。
「お前は俺のものだ。簡単にほかの男に触らせるな。なにかあったら一番に俺を頼れ」
耳元で甘く囁かれて一気に体温が上がる。
こんな言い方はズルい。
すぐそばには貴臣くんがいるのに。
傲慢すぎる命令なのに、私の身体は甘く疼く。
簡単に翻弄される私はどれだけこの人が好きなのだろう。
「……行ってくる。すぐそばにいろよ」
残された指示とこめかみに落とされたキスに心が乱れる。
「俺、今、ものすごく牽制されたよな。アイツ、どれだけ余裕がないんだか」
貴臣くんが可笑しそうな表情を浮かべる。
「牽制? まさか櫂人さんに限ってそんな」
「藍は男心がまだまだわかってないな」
颯爽と歩く櫂人さんの後ろ姿に視線を向ける、兄代わりの声が遠くに響いた。
「お前は俺のものだ。簡単にほかの男に触らせるな。なにかあったら一番に俺を頼れ」
耳元で甘く囁かれて一気に体温が上がる。
こんな言い方はズルい。
すぐそばには貴臣くんがいるのに。
傲慢すぎる命令なのに、私の身体は甘く疼く。
簡単に翻弄される私はどれだけこの人が好きなのだろう。
「……行ってくる。すぐそばにいろよ」
残された指示とこめかみに落とされたキスに心が乱れる。
「俺、今、ものすごく牽制されたよな。アイツ、どれだけ余裕がないんだか」
貴臣くんが可笑しそうな表情を浮かべる。
「牽制? まさか櫂人さんに限ってそんな」
「藍は男心がまだまだわかってないな」
颯爽と歩く櫂人さんの後ろ姿に視線を向ける、兄代わりの声が遠くに響いた。