丸い課長と四角い私
なにをしていいのかわからない。
ふと、携帯を没収されていたのでそのあいだ、西田ママから何件着信が入っているのかとか考えてしまって、怖くなった。
「蔵田課長。
その、携帯……」
「ああ。
あれはしばらく、僕が没収しとくよ」
「ないと困るんですけど……」
「ほとんど西田さんからだよね。
君、友達いないから。
それともそんなに、西田さんとおしゃべりしたいの?」
そんなに淋しいんだー?
なんてくすくす笑っている蔵田課長にかっと頬が熱くなる。
「そんなこと、ある訳ないでしょ!」
「ふーん、そう。
……ごはん、できたから」
「……」
ムカつくほど楽しそうに蔵田課長が並べた朝食を思わずにらんでしまう。
「……嫌いなんですけど、お粥」
「君が食欲がないって云うから、食べやすいようにお粥にしてあげたのに」
まあ、厚意には感謝するが。
嫌いなものは嫌いだし。
「味がしないから嫌いっていうか」
「梅干しおかずに食べればいいんじゃない?」
「梅干しも嫌いなんです」
「はぁっ。
だったら君は、なにが食べられるの?」
ほんとわがままだよね、君は。
ふと、携帯を没収されていたのでそのあいだ、西田ママから何件着信が入っているのかとか考えてしまって、怖くなった。
「蔵田課長。
その、携帯……」
「ああ。
あれはしばらく、僕が没収しとくよ」
「ないと困るんですけど……」
「ほとんど西田さんからだよね。
君、友達いないから。
それともそんなに、西田さんとおしゃべりしたいの?」
そんなに淋しいんだー?
なんてくすくす笑っている蔵田課長にかっと頬が熱くなる。
「そんなこと、ある訳ないでしょ!」
「ふーん、そう。
……ごはん、できたから」
「……」
ムカつくほど楽しそうに蔵田課長が並べた朝食を思わずにらんでしまう。
「……嫌いなんですけど、お粥」
「君が食欲がないって云うから、食べやすいようにお粥にしてあげたのに」
まあ、厚意には感謝するが。
嫌いなものは嫌いだし。
「味がしないから嫌いっていうか」
「梅干しおかずに食べればいいんじゃない?」
「梅干しも嫌いなんです」
「はぁっ。
だったら君は、なにが食べられるの?」
ほんとわがままだよね、君は。