御曹司の極上愛〜偶然と必然の出逢い〜
 スイートルームに入った途端、扉が閉まるのも待ち切れないほど早急に、仁は真琴を抱きしめキスをする。

 こんなに余裕のない仁の姿を誰が想像できるだろう……。

 仁自身も、自分の内側から溢れる真琴を愛する気持ちに、驚くほどなのだ。分かっていても止められない。

 名残惜しく唇を離し、真琴を抱き上げる。

「キャッ」と真琴は驚いて思わず声が出てしまった。

 寝室に向かう足取りすら余裕がない。

 真琴をベッドに寝かせ、上から見下ろし呟く。

「真琴、俺のすべてをお前に捧げる。お前も俺にすべてを差し出してくれ」

 今度は、意識のある真琴に自分を刻み込むかの如く、長い熱い夜を過ごす……。





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