子作り政略婚のはずが、冷徹御曹司は蕩ける愛欲を注ぎ込む
「後継ぎを作るのがあの人との契約なの。保名は私が今後もこの生活を続けるための道具ってだけ。そう考えたら、やっぱりかわいいのかも。あなたと今度旅行できるのも、保名のおかげなんだし」

「じゃあ、俺も保名くんには感謝しないとな」

 その後、どうやって母に気付かれないようクローゼットを抜け出し、自分の部屋に戻ったのか覚えていない。

 幼少期の話を終えると、名ばかりの俺の妻は衝撃を受けたように青ざめていた。

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